ボイスメモに陽炎

お盆だったのでしばし実家に帰っていました。
お墓参りにいく若者が少ないと言われている中、先祖の供養してて偉いだろ!とか威張りたいところですが田舎者とはこんなものです。
やらなきゃ盛大に責められます。もうその態度はひとでなしです。


実家に戻っている間は昼はボロアコギで曲を書き、俺の実家での寝床である物置にどかされている妹の学習机で歌詞を書く。
この繰り返しを三日間していました。クーラーもないので田舎が涼しいとはいえ、やっぱりクーラー+スーパー熱帯夜の東京のほうが快適です。
風が吹いてくるとひんやりしてることもあって、東京より相当涼しいんだなあともおもいましたが。
結局新たに書いた曲の数は6曲です。歌詞がかけたのは3曲だけなのですが・・・。
吉井和哉奥田民生ばかりきいていたせいで少し民生感と吉井感を持つメロディーになってしまったような気がするんですけど・・・。
でも何かとかなり似てるわけでもないからいいよね・・・。曲を作ると真っ先にかぶり照合をしてるので、おそらく無意識にパクってることはないかと。
一応三人くらいに確認してからほっとしてるので大丈夫です。ただ影響を受けている影と匂いはちゃんとするのでカオスってわけでもないです。
iphoneのボイスメモに録音していたのですが、あれ登録件数が10件越えたらなのか、総録音時間・容量の問題なのか
たくさんメモがある状態でしばらく同期してないのと固まる仕様っぽかったので今後気をつけないと・・・。


そういえば地元に帰るとやっぱり志村のことを思い出しますな。フジフジフジQがあったことはさりげなく知られているようです。
志村正彦というソングライターは田舎の空気を閉じ込めるのがうまい人間だったなあと感じます。その中でも一番空気が近いのが「陽炎」。
隣のノッポにバットを借りて駄菓子屋にちょっとのお小遣いをもっていくシーンはどこの田舎でもありそうですが、ただほんとあの空気感が素晴らしい。
自分の育った場所が田舎の中でも田舎と称されるほどの村社会の根強い場所であまり好きではありませんが、市自体はそうでもないなあと。
家の近所はそんなにですけど、市街地あたりはいいところいっぱいあります。いや家の近所も知ってる人間に高確率で遭いそうで怖いだけですけど・・・。
いいところではあるんだなあという実感もあります。富士山も綺麗に見えたし。
ただ一週間は住めないところだよなあとも思った。


ここんところジェフバックリィという人が気になっています。
海外版尾崎豊みたいな。エリオットスミスのもっと早く死んでしまったバージョンというか。
好きなソングライターである五十嵐隆氏の好きな一枚としてあげられている「Grace」は名盤らしいので。
他にはプリンスとかマイナーなシューゲのバンドあげてたな。アドラブルだかそんなような。
違うところだとマッドハニーやらレモンヘッズやら、M83とか聴くって言ってたけども。
有名なところはオマージュしてるスミス、ディレイのかけかたが同じのBARBEE BOYSとかがあるけどなあ。
本人たちはこれバレるの嫌だろうなあ。俺だったら嫌だもん。
それでもやっぱいかにしてそれが出来たのかを知ることはいいことだなあ。


陽炎グレース