冷静と情熱のあいだ

それは気休めだと思う。あれって冷静と情熱の「愛」だ、なのか?
まあどっちでもいいや。今日は部屋をだいぶ片付けた。大学やめるにあたって処分するものも多いからね。
どうせ教科書とかも今後見ないし、売ったって1冊100円にもならん。


なんか人に迷惑をかけてるなあって思った。自分が一番そうしてるじゃんと。
今人生の中でかなり生きてる価値がない時期だと思う。大学はすっぽかして、自分のやりたいことをやりたいようにしようとする。
いろんな人の制止を振りきって死ににいくようなもんだけど、俺はいきたいとおもってるから行くだけで。
自分の身の回りの人が今困ってることだって、大して何もしてやれない。俺には力がないし、金もない。
まあ自分が手一杯過ぎて困ってるのには変わりないから、お互い様なのかもしれないけど。現に一人でもがいてるわけですし。
みんな思うことがあって、あたりまえだけど皆自分が中心で、誰かがバランスを常に保とうと頑張ってるから
いろんな関係や仕組みは上手くいくわけで、そのバランサーが突然放り出したらいろんなものは一瞬で崩れる。
本当はひとりひとりが少しずつ負担しなきゃいけないのに、時として楽をしてるやつがいる場合がある。
乗っかってる方は楽かもしれないけど、押さえ込んでる方は厳しい。
なんかこう自分がぐだったことによって人に迷惑をかけてる気がする。それでも俺だってこうなりたい。
たった1か月やそこら死んだふりしてたっていいじゃないか。死んだふりは順番ですればいいよ。


あれこれ考えると本当に気が狂ってしまいそうなので、音楽を聴くが受け付けない。
こういうときは全然自分と関係ない音楽を聴くのだが、それさえなんか共通項とかを発見して嫌になって逃げる。
自分に力がないから目を背けたいことでいっぱいになる。でも自分がどのレベルなのかは知らない。
知らないっていうか、知ることに対してびびってるんだと思うけど。
普通楽器を演奏して曲を作ってる人ってある程度自分の居場所を確保してて、どの程度かくらいはわかってそうだけど
着実に階段を登ってきたわけじゃなくて、ずっと窓も吹き抜けもない非常階段みたいなところを俺は人知れずかけあがってきたわけで
どのくらい登ったのかも、あとどれくらいで登りきれるのかもわからない。
階段の終わりがあって、そこを抜けたときに高いところだったら安堵できるけど
実際はまだまだ地下にいるのかもしれない。
それを知るのが怖いだけで、終わりがあっても知らない振りしてもっと上までって病的に走ってるだけかもしれない。
走ってるうちにだんだんハードルは高くなって、それでも逃げて。あげくこんなところまできてしまった。
昔の俺が安っぽいプライドをかたくなに守ったツケなんだけど、それを恨むこともできない。
誰かに走るのを止めて欲しいのかもしれない。きっと止めても振り切ろうとするけど、それでも止めてくれるようなものを探してるんだと思う。
まあ結局それってわがままであって、ここまでわかってるなら自分で止まればいいんだけどね。
それにはきっかけが必要だって思ってる時点でもう甘いんだと思う。


いろんな音楽をそれでもぼけーっと聴いて、いろんなタイプの人がいろんなものを残していて
その中で自分は別に一番になりたいわけじゃない。そこでもてはやされたいわけでもない。
ただ憧れてた場所にたどり着きたいだけなんだと思う。今となってはそれが大きい。
でもそこは凄く大好きな場所で、大事なところで、なんか昔は唯一の拠り所みたいなふしがあって
そんな音楽にさえ拒否されることを一番怖がってる自分が居て情けない。
音楽なんて他人の人生の中ではたいしたウェイトを占めてないかもしれない。でも俺にとってはかなり大きい。
だからこそ怖いし、軽はずみに外へ出ていけない。変な幻想を守りすぎてるのかもしれん。


昔は有名になって人を見返してやりたいとか、自分は普通に働いて生活するのは無理だから何かちがうことで・・・とか色々考えてたんだけど
そういう邪念っていうか、不順な動機よりも今は純粋に「そこに立ちたい」って思うだけになってる。
敬愛していた人たちと同じ舞台に立ちたい。追いつきたい。それにはどうしたらいいか、そればっかりを考えるようになってしまった。
でも立ちたい人なんていっぱい居る。それでも、争うこともないはずなのに見えない敵をでっちあげてしまうのは未熟だからだと思う。
見えない敵の正体は知らない凄い才能を持った人とか偉人の過去とか、クソみたいな理由でのらりくらりしてるエセミュージシャンとか
そんなんじゃない。俺の未熟な弱い心だと思う。だからこそ焦るし、パニくるし、困る。


いろんなことはわかってるはずなのにうまく飲み込めない。
結局こうしてこういうところを汚したり、暗い曲を量産したりして自分を保とうとしてるんだと思う。
でも暗い曲なんてやってたってやっぱ楽しくない。その場はいいかもしれないけど。
今はやっぱり切磋琢磨するだけなんだけど、こういう嘆きが無駄なもので終わるような結果には絶対したくない。
そう思ってる人はやっぱいっぱいいる。でもそれって実は敵じゃない。
知りあいになれば仲間じゃないか、と思った。
これで一歩前進したつもりだけど、俺だけ思ってても意味ないんだよなあ。
いつも言ってるけど、音楽が好きで好きでしょうがない人は大好きで、そういう人がスターダムをかけあがってくれるのは文句ない。
もうほんとその人に自分の今後を託してもいいくらい。譲ったっていい、それくらいを思える人が少なすぎるからやっぱ嫌。



そういえば最近聴かず嫌いしてたのを後悔したんだけど、スキマスイッチがとてもいいです。
歌詞が全然書けないから外国の音楽聴くのをやめて日本人で今まで手を出してこなかった人の曲聴くようにしてるんだけども
スキマスイッチはいいです。ファンになりました。
こういうのが売れるのはさっきも言ったように文句ない。ポルノが売れたりするのも文句ない。売れて当然だと思う。
あとはSuperflyとラブサイケデリコが気になってます。
あー、それと今日は奥田民生もよく聴いた。実は聴き込んだことなかったから「29」から軽く。
「息子」が沁みますなあ・・・。


ゴールデンタイムラバー29