MALPASO、いばらのみち

今朝は珍しく早く起きた。清々しいなあなんて思って散歩にでたはいいが、なぜか朝食をジャンクに決めてしまった。
しばしの散歩をしたあとに家に帰るとふと歯医者だと気づいてテンションが下がった。しかも10時からの予約で気づいたのが10分前。
歯医者では久々に歯をガリガリやられた。やっぱドリルの音とあの水しぶきは好きになれない。

そういえば「沿志奏逢3」を聴いた。期待はしてなかったけど、予想通りのアレンジだった。
まあ悪意を持ってやったわけじゃないとは思うからそんなに言及したくないけど、桜井さん勝手に歌詞作っちゃだめだよ。
最後リボーンなんて叫んでないよ、ひねりを効かすならもっとうまくやってくれ・・・。あなた今は丸いけどミスターチルドレンでしょう・・・。
リボーオーンリボーオーンと叫ばれたことやら、烏龍舎テイストのストリングスアレンジもなんかひねりのなすぎる。
バンクバンドってこんなもんだっけ？と、そっちに落胆した。曲より己を追求した結果がこれなのかもしれないけど。

若者のすべてもいいところをそぎ落としちゃった感じするなあ。
志村だからフジだからっていうより、曲自体にあったいいところ、フジファブリックに関してはちょっと異様な角にあたるような部分
ストレートに言うと気持ち悪い部分、そこがキモであり魅力だったはずなのに。
それを生かさず殺して無難で聴きやすくしてしまったことにはちょっと異を唱えたい。
あの不穏さというか、切なさが漂ってるところが若者のすべてなのにバンクバンドの若者のすべてはさわやかな思い出になってる。
語弊を与える覚悟で言うと「リア充のすべて」、そんな印象だった。
食べにくいけどクセになる珍味みたいなものを、みんなに愛されるどこにでもある味付けにしてしまった感じだ。

沿志奏逢のほかにNICO touches the wallsの「サドンデスゲーム」を試聴したがいい感じ。
オーロラでかなりポップに寄ってたから今後その方向性なの？って言う不安もあったが、武道館で聴いた「速度」とこれを聴いて安心した。
すごく初期っぽい。初期っていってもrunova×handoverのあとくらいの雰囲気。ちょうどいい。
それと俺の大好きなGRAPEVINEとDr.Strange loveの長田進氏のプロジェクト、長田進 with GRAPEVINE（そのまんま）が9月にライブするようで。
MALPASO聴いたけど、ライブのほうがよかったな。田中コーラスしてたし。
JAPAN JAMで見たあとのMALPASOだったから物足りなさがあって、もう一回見たいなあって思ってたところの朗報だから嬉しい。
ゆかりのあるゲストも来るっぽいから奥田民生なんかをちょっと期待してみる、だけどJAMとフジフジフジQ含めるとそこで見れたら今年3度目になるな。
あの人はライブというものをわかってると思う。さすがはユニコーンの奥田民生。

明日から3日間はちょっと録音に費やそう。新曲でぼちぼちとりたいのが出てきた。
今ある不安というか、そういうのをうまーく消化できないかななんて思ってたんだけど答えが見つかりかかってる。
「希望を手にするには」というより「仮に夢や希望に裏切られたら」、っていうその時の心境を今思う最悪のケースで描くことができたらいいなと。
本当にそうなったらそれはそれで意味をもつかもしれないし、違ったら笑い話になる。
凄くずるいかもしれないけど、俺はずるいやつだ。それでいいじゃないか。
新曲以外でも気にも留めてなかった昔の曲を突然やりなおしたいな、とも思ったからまたイメージがわいてきた。
曲を書く人が「待つことも仕事」と言うけど、曲が主張しだすと言うとちょっと中二病で電波っぽいんだけど
本当にそんな気持ちになることもあって、もう少し大人な言い方に変えるとしたら「ようやく外に出せるフラグが揃った」というか。
これも子どもっぽいか。雛形を作ったときにたりてなかったことが、生活や経験の中でピースが発見されてカチっとはまる感じ。
そしてようやく「俺は外へ出ていける準備ができたぞ！」みたいな。やっぱ俺だめかもしれない。

明日の深夜は日本が負けたパラグアイがスペインと試合ですね。
パラグアイには頑張って無敵艦隊を沈めて欲しい。バルデスがなんて言ってたのか真意はわからんけど
駒野の想いをはらしてもらいたい。今日の会見で笑っててよかった。ちょっと心配したわ。
スペイン語だったからなんて言ってるのかわからんらしいけど、悪いようには言ってなかったろう。
そういえばMALPASOってスペイン語だったな。いばらのみち。
茨の道を歩くことは辛くしんどいが、やはりそこを抜けた人抜けなかった人の強さはちがうとおもう。
わざわざくぐった茨のアーチだ、そこを抜けたら素敵な景色が待ってるだろう。
どんなところに居てもそれだけは変わらないそらの仕組みだと思う。